外科病棟での看護師の業務内容と心がけ

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外科病棟での看護師の業務内容と将来につながる心がけ

外科病棟での看護師が行う業務内容は、通常の病棟業務とオペ前後の看護です。
通常の病棟業務について大まかに以下の様な内容があります。

  • バイタルサインチェック、一般状態の観察とそれに対する処置
  • ルート・ドレーン類の管理
  • in・outチェック
  • 保清・食事や排泄の介助・体交・環境整備といった日常生活の援助
  • 検査の説明・前処置・前後の観察・検査の送迎
  • 包交・吸引などの処置
  • 薬管理(服薬介助・点滴・注射・点眼・吸入・貼り薬等)
  • 医師への上申、家族への対応(ムンテラの日時調整・医師への取り次ぎなど)
  • 電話やナースコールの対応
  • 患者の不安や訴えの傾聴
  • 入院患者の対応(病棟説明・アナムネ聴取等)
  • ベッドコントロール
といった様に外科病棟だけでなく入院患者を担当する病棟ではこれらの業務が日常的に行われています。
外科病棟ではこの一つ一つの業務が外科に関連したものになってきます。

例えばVSチェックでの頻脈を確認した場合、一般状態の確認と共に循環器系なら胸部症状の確認やモニターの波形チェック・輸液速度や血圧のチェックを、呼吸器系なら呼吸状態の確認・パルスオキシメーターチェックを外科なら痛みの有無や強度の確認といったように各診療科・疾患に応じた観察・看護内容になります。 外科病棟特有の看護業務と言えば、やはりオペに関する業務です。

外科病棟は脳外・心外といった様に様々な専門科に分かれますが、一般的な外科といえば消化器系が中心となる外科病棟であることが多いです。 消化器外科では手術前後の食事の管理等も重要になってきます。手術は患者の痛みや不安を伴う治療方法となるので医師から患者・家族への病状説明にも同席しその時の様子や言動等も注意深く観察し、オペ前まで少しでも不安を和らげる事が出来るように声かけを行ったり援助をしていきます。オペ前・当日には前処置を、当日はオペ室への搬送行いオペ室看護師へ申し送りを行います。

その後オペ後のベッドや部屋の準備を行い、終了のコールが鳴るまでに通常業務を素早く行います。オペ終了後はオペ室から病棟までの搬送、帰室後は全身状態の観察・ルートやドレーン類の管理・inoutチェック・ガーゼ汚染の確認など手早く行っていきます。最初の1時間はこれらの観察内容を15分後30分後というように1時間の内に何度も行います。その後は数時間おきに観察を行っていき異常の早期発見と素早い処置・安全の確保に努めていきます。また観察と同時に次の勤務者への引継ぎがスムーズに送れる様記録を行い頭の中で内容を整理していかなくてはいけません。

翌日も早期離床に向けての看護が行われていきます。オペ前後はその日により患者が受ける看護内容も変わってくるので、今患者の病態はどの時期にあるのかを把握して看護に当たらなくてはなりません。 通常業務でも忙しい中これらのオペに関する業務も加わってくると忙しさは計り知れないものになりますが、看護はチームで行っていくものなので勤務者でお互いにフォローしあって業務を進めています。患者がより良い看護を受けられるようにする為にも病院スタッフが個々に持つ情報をみんなが共有できるようにしていかなくてはなりません。 忙しい中で効率よく作業を行う独自の工夫や、患者の入れ替わりの多い外科病棟ならではの沢山の人と関わることの出来るチャンス、これらは看護師としてやりがいも感じられると同時にゴールが見えにくい慢性期内科病棟では得にくい達成感も感じられるでしょう。

若いうちのこれらの大変な業務・経験は先々において必ず役に立ちます。将来、慢性期や療養型・緩和ケア・他科等どんな所へ転職したとしても外科病棟で得た知識や経験は大きな財産になります。